パソコン買ったらまず最初に入れとくべき後継

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be-NatuRal ルートシリーズ　ブレンド　小粒　8.6kgパピー後継　オーストラリア産　ビィナチュラル


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価格：11,448円

安永 浄化槽エアーポンプ AP-60F 【AP-60の後継機種】　エアーポンプ 静音 省エネ型 電動 浄化槽ブロワー 浄化槽ブロアー 浄化槽ポンプ 浄化槽エアポンプ 電動ポンプ 住まい インテリア 工具DIY用品 電動工具 _lg


低騒音・低振動の特長に加え、新型駆動部搭載により、トップレベルの耐久性および 低消費電力化を実現しました。また、新型保護スイッチ搭載により、 従来のロッドストローク方向に加え、横方向の検知も可能となり、ダイアフラム破損時の、 エアーポンプ内部の破損トラブルを防止します。 付属品：L字型ホース（変更を希望の方はご選択をお願い致します） / ホースバンド2個 【性能曲線】 【主要寸法】 【標準仕様】 【仕様比較】 品　番 AP-30 AP-40 AP-60 AP-80 風　量 30L/min 40L/min 60L/min 80L/min 常用圧力 12kPa 14.7kPa 使用圧力範囲 5〜20kPa 10〜20kPa 定格電圧 単相100V (50Hz/60Hz) 消費電力 25W 32W 35W 51W 電流(参考値) 0.7A 0.9A 0.7A 0.8A 接続管径 Φ18mm(VP13) 使用温湿度範囲 温度-10〜40℃　湿度90％以下　（結露なきこと） 質　量 4.3kg 4.3kg 4.7kg 4.7kg 騒音値 32dB 34dB 38dB 38dB アクア用品　アクアリウム　エアレーション　電磁式エアーポンプ　電動　海水魚　熱帯魚　淡水魚　錦鯉　鯉　金魚　池　ブロワー　ブロアー　ブロワ　ブロア　エアポンプ　エアーポンプ　浄化槽　単独浄化槽　合併浄化槽　医療用　低騒音　低振動　省エネ　低消費電力　
価格：12,700円

安永 浄化槽エアーポンプ AP-80H 【AP-80Fの後継機種】 エアーポンプ 静音 省エネ型 電動 浄化槽ブロワー 浄化槽エアーポンプ 浄化槽ブロアー 浄化槽ポンプ 浄化槽エアポンプ 電動ポンプ 住まい インテリア 工具DIY用品 電動工具 _lg


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価格：17,000円

【あす楽対応_関東】【送料500円】三菱ケミカル・クリンスイMDC01SW浄水器用カートリッジ（2個入）15物質除去タイプ[MDC01SW]（MDC01Wの後継です）


特 長 ■15物質除去の優れた浄水性能 ■MDC01Wがコンパクトになりました 仕 様 内容量：カートリッジ2個入り 対応機種：MD101、MD102、MD103、MD201 材料の種類：ABS樹脂 ろ材の種類：中空糸膜(ポリエチレン)、活性炭、イオン交換繊維 ろ過流量：1.6L/分 ろ材の交換の目安：3ヶ月（1日10L使用した場合）
価格：3,780円

【送料無料】三笠産業 プレートコンパクター MVC-40GB 中折れハンドル型 【MVC40GB MVC-40GA 後継型番 MVC-40H MVC40H MVC−40H ミカササンギョウ 建設機械 エンジンプレート 路盤転圧機 締固め機械 プレート 土木機械 建設 建築 建機 最安値挑戦 激安 価格 安い】


本製品は「中折れハンドル型」です。 中折れでない型式はこちらです 出力に余裕のある4サイクルエンジンを搭載し、 騒音が少なく耐久性にも優れていますので、 さまざまな現場でご使用いただけます。 【特長】 ●一点吊りフックを標準装備し、積み降ろしを容易に出来ます。 ●特殊ダクタイル製の新型輾圧盤を採用し、耐久性が大幅にアップ。 ●グリップボルトを採用し、工具なしで折りたたみが可能。 ●折りたたみ部にノッチ式を採用しましたので、任意の位置で固定出来ます。   中折れハンドル採用 グリップボルトを採用し、工具無なしで折りたたみ可能になりました。 折りたたみ部にノッチ式を採用しましたので、任意の位置で固定できます。 商品型番 MVC-40GB(中折れハンドル型) 機体寸法(A×B×C) 865×590×865mm 転圧盤寸法(D×E) 420×290mm 振動数 103Hz(6200V.P.M) 遠心力 7.2kN (730kgf) 最大速度 25m/min 最大作業勾配 35％(20゜) 使用エンジン(最高出力) ロビンEH09-2F 2.1kW(2.8PS)4サイクル 質量 47kg 転圧路盤と転圧機械 タンピング ランマー プレート コンパクター バイブロ コンパクター ハンドガイド ローラー 粘性土 ○ × × × 山砂材 ◎ △ ◎ ○ 川砂 △ ◎ △ △ 掘削土 ◎ × ○ ○ アスファルト材 ○ ◎ ○ ◎ 路盤砕石材 ◎ △ ◎ ○ 転圧場所と転圧機械の関係 タンピング ランマー プレート コンパクター バイブロ コンパクター ハンドガイド ローラー 路端部 ◎ ◎ ○ ○ 構造物狭端部 ◎ ◎ △ △ 構造物周辺 ◎ ○ ○ △ 掘削堀 ◎ △ ○ △ 住宅基礎 ◎ × ◎300kg以上 × ○300kg未満 ■ 送料無料！■ 但し北海道、沖縄、離島地域は別途送料となりますので事前にご確認くださいませ。 こちらの商品は工場もしくは倉庫より送付のため、代金引換不可となっております。 納期につきましては、2週間程かかる場合がございます。 お急ぎの際は事前にお問合せにて在庫確認をお願い致します。 お引き渡し時のご注意：商品は重量物ですので、時間指定ができません。 またお引渡しは車上渡しとなります。 荷下ろしの際にフォークリフトやクレーン付きトラックなどをご用意していただくなどご配慮の程、よろしくお願い申し上げます。 ●道幅が狭い場合は、運送会社のトラックが入れない場合がございます。 ●お届け先が、ビルや集合住宅の場合、1階までの配達となります。
価格：123,876円

「お疲れさまでございます！！」

「ご無沙汰しております！」

黒塗りの高級車が次々と門前に停まる。

できればエレベーターで一緒になりたくないな…と思うような雰囲気を醸し出した、中年の男たちが降りてきて、俺に会釈をする。

『大都グループ速水真澄引責辞任！

鷹宮財閥の事業提携中止と令嬢縁談破棄！』

いつだってマスメディアの見出しは、聴衆の興味を掻き立てるように、無責任かつセンセーショナルに書かれる。

そんな事は百も承知・・・それでもマヤは週刊誌の表紙を忸怩たる思いで握りしめて、破り捨てた。

世間は何もわかっていない。

速水真澄という男の本当の姿を。

わかって欲しいとは思わないが、興味本位で真澄について有る事無い事を実しやかに書くのは許せない。

だが、それを言ったところで仕方がない事も、マヤはよくわかっていた。

マヤとて芸能界に身を置いて、もう何年もの歳月を過ごしているのだから、マスコミとの付き合い方も少しはマシになったと、自分でも思う。

マヤは込み上げる怒りを必死に堪えた。

確かに鷹宮の事業提携と紫織との結婚は表裏一体の条件だった。

だが世間は知らない・・・事業提携が失敗したから破談になったのではない事を。

真相は逆だった。

真澄が紫織との婚約を自ら破棄したのだ。

そしてその事に激怒した鷹宮側は全ての事業提携の白紙撤回を迫ってきた。

彼らは大都にそれを受け容れることなどできないと高を括っていたに違いない。

しかし真澄は当たり前のように、事業提携の完全白紙撤回を受け容れた。

しかも当初誰もが予想していた事業提携失敗による大都の経営危機到来を見事に回避してみせたのだ。

真澄の経営手腕は完璧だった。

そして事業提携撤回による大都再建のために真澄がとった最後の戦略が自身の引責辞任だった。

大都に混乱を招いた全ての責任を一身に背負い、潔く身を引いたのだ。

マヤはそんな真澄の全てを近くで見ていた。

会社のために、その社員と家族のために、真澄は寝食も忘れて仕事に没頭していた。

そんな状況でありながら、紅天女の後継者となったマヤのために、真澄は紅天女の本公演を実現するべく心血を注いでくれた。

そして大都の一線を退くにあたり、大都芸能に籍を置くマヤを慮って、代表取締役に腹心の部下だった水城を据えるなど、どこまでも真澄はマヤのために尽くしてくれたのだ。

もうずっと前から、マヤの心には真澄への愛が芽生えていた。

おそらく真澄にも同じ気持ちがマヤに対して生まれている・・・以前は願望でしかなかった事が現実になっていると、今では確信できるマヤだったが、何も言わない彼の真意まではマヤには分からなかった。

だからといって、このままでよいわけがない。

今こそ彼の気持ちに真摯に向かい合いたいと思った。

そんなマヤの耳に、ある日突然、衝撃的なニュースが飛び込んできた。

真澄がニューヨーク支社へ赴くというのだ。

ポストは支社長ではあるが、左遷以外の何物でもない。

もちろん真澄自ら決断したという。

そして、早くも明日の便で真澄は渡米するというのだ。

マヤには何の一言もなく、真澄は今まさに姿を消そうとしていた。

マヤにその事実を教えてくれたのは他でもない水城だった。

「真澄様の事だもの、マヤさんに何も告げずに行っておしまいになるわ。

あの方は自分の事よりもマヤさんの方がずっと大切なのよ。

だから私を大都芸能社長として日本に残した。

マヤさんの側でマヤさんを守る人間がいる・・・もう自分にはできないことだからって。

自分が側にいたら女優北島マヤの名に疵がつくと思っていらっしゃるのよ。

・・・不器用で頑なよね。」

だが、それは間違いだと水城は言った。

そしてマヤもそう思った。

「・・・水城さん、私・・・」

真澄は自分の決断（わがまま）に激怒するかもしれない。

でもこの選択肢しか、今のマヤには考えられない。

これ以外の道を歩むのは、自分に嘘を吐くになる。

そんなマヤの思いを後押ししてくれるかのような提案が水城からなされた。

「マヤさん、貴女は紅天女の後継者として立派に本公演の務めを果たした。

けれど、そこがゴールではないことはわかっているわね。

貴女は生涯紅天女を守っていかなければならないけれど、そのためには紅天女に縛られてはいけないのよ。

女優としてもっともっと貪欲に成長していかなければならないの。」

「その通りだと思います。

この狭い日本で井の中の蛙になってはいけませんよね。」

「そうね・・・貴女は困難な試練があるほど成長する・・・だから私は真澄様に代わって、貴女に新たな試練を与えるわ。」

そう言って水城がマヤに渡したものは、事務所が預かっていたマヤのパスポートと一枚のエアーチケットだった。

マヤはチケットを見て水城の意図を把握する。

行先はジョン・Ｆ・ケネディ国際空港・・・ニューヨークの玄関と呼ばれる空港だ。

そして日付は明日の朝。

「仕事の調整は全部ついてるわ。

本当に必要なものだけ持っていけば大丈夫、小さなバッグひとつで十分よ。

貴女は英会話も今ひとつだし、ニューヨークも初めてだから、コンダクターが必要だと思うけれど、それは申し訳ないけど貴女自身で見つけて頂戴ね。」

水城のニヒルな笑顔にマヤは真剣な表情で応えた。

「大切なものは自分で見つけて、守らなきゃ・・・ですよね。」

マヤの真剣な眼差しと言葉に、水城もまた信頼に満ちた眼差しでエールを送る。

そしてマヤは軽やかに身を翻し、部屋を出ようとした。

「マヤちゃん、彼の方をお願いね！」

水城の声に振り向いたその笑顔は、自身に満ちた女のそれになっていた。

明日はもう旅立ちというのに、真澄はまだ会社の執務室にいた。

すでに真澄は渡米の用意を済ませていた。

ニューヨークでの生活基盤はすでに水城が整えておいてくれたし、どうせ向こうへ行ってもほとんどの時間をオフィスで過ごすのだ。

パスポートや財布の他に、日本から持って行く必要なものは携帯とパソコンくらいだ。

あとは必要に応じて向こうで揃えればいい。

どうせ気軽な独り旅で、独り暮らしなのだから。

留守中の青山のマンションの管理は聖に頼んだ。

そして何より大切なマヤのことは水城がきっちり面倒を見てくれる筈だ。

だからもう何も心配するこ�
�はない。

マヤはきっと一人でも大丈夫だ・・・あの子は自分なんかより余程強い。

真澄は窓の外を眺めながらフッと笑った。

窓に自分の顔が映っていたからだ。

「何を淋しそうな顔してるんだ・・・俺は。」

全ての柵を日本に置いて旅立つつもりだったのに、やはりこの淋しさは打ち消せないみたいだ。

マヤと遠く離れて生きていく・・・次に逢えるのは一年後かな、いや、もっと先になるか・・・。

せめてこの思いを伝えてから旅立つべきだったのだろうか。

でも彼女の顔を見たらきっと未練が出てしまう・・・だからこれでいい。

真澄は執務室の机の引き出しの奥にしまっていた白い封筒を取り出した。

中には一枚の薄い紙が入っていた。

そこに綴った自分の名前・・・いつかこの隣に彼女の名を綴る事を夢見て生きてきた。

その夢はいつ叶うのかわからない。

永遠に叶わないかもしれない。

「もう暫く俺を支えてくれるか？」

その紙切れに一人呟く真澄。

真澄の小さな声が部屋の静けさに吸い込まれた瞬間、その静寂を破る一陣の風が真澄の目の前に舞い込んできた。

「速水さん！」

その姿は真澄に懐かしさすら感じさせる幼き頃のマヤを思い出させた。

「マヤ・・・」

思わず感傷的な顔をしてしまいそうになる気持ちを奮い立たせて、マヤと犬猿の仲と言われた頃の、彼女が大嫌いだと言った嫌味虫な自分を演じる。

旅立ちの時くらい、最後に笑い合って、彼女の元を晴れやかに立ち去りたいと思った。

「何だ、、、久し振りに豆台風が来たな。」

真澄は笑ってみせる。

そんな真澄の顔を見つめるマヤだが、今までは気づかなかったこの男の素顔が透けて見える気がした。

本当は不器用で皮肉屋で、寂しがり屋な一面を持っている。

そんな真澄をマヤはいつしか愛するようになった。

そんな彼が大好きだった。

けれどもマヤもまだ素直になりきれず、胸の思いを上手く伝えられない。

「速水さん、気をつけた方がいいですよ。

この豆台風、発達して巨大なハリケーンになってニューヨークを襲うみたいです。」

台風がハリケーンになるなんて、地球の物理的仕組み上有り得ない。

でも今はそんな理屈は真澄にとってどうでもいい事だった。

「何を言ってるんだ・・・」

真澄は笑って誤魔化す。

「だって・・・行くんですよね、ニューヨークに。」

「水城に聞いたのか？

あいつ意外に口が軽いな・・・秘書失格だな。」

何処までも冗談でやり過ごそうとする真澄だった。

だがマヤはそれ以上真澄の冗談に、否、痩せ我慢に付き合うつもりはなかった。

マヤは手に持っていた少し大きめのトートバッグを真澄のデスクにトン・・・と置いた。

「私も行くんですよ、ニューヨークに。

だから気をつけてと言っているんです。」

仕事帰りの鞄だとばかり思っていたそれはどうやら旅支度だったらしい。

「そんな手荷物だけでニューヨークに旅行なんて、無謀だな、君も。」

「何言ってるんですか、速水さん。

私、ニューヨークに演技の修行に行くんです。

物見遊山の旅行なんかじゃないんです。

いつ日本に戻ってこれるかはわかりません。

さっき水城さんに呼び出されて、社長命令だって言われました。」

真澄の顔から余裕が消えた。

「水城さんから渡されたのは、パスポートとチケットだけです。

私には独り旅なんて到底無理だから、旅の共が必要よって。

でもその相手は自分で探せって・・・。

大都芸能の社長になったら、あの人、急に鬼になりました・・・速水さんよりひどいです。」

真澄は鼓動が激しくなるのを抑えて、努めて冷静でいようとした。

「それならば嫌だと言えばいいだろう・・・。」

「それはできません。

私も行きたいんです、ニューヨーク。

だって演劇の本場ですよ？

何でも水城さんの話では、名門の何ちゃらアカデミーに入学出来るように手配してくれたらしいんです。

こんなチャンス、逃す馬鹿はいないでしょ？」

真澄は半ば呆れて、もう笑うしかない。

「何ちゃらアカデミーって・・・NY actors academy の事だろう？

君、そんな事で本当に大丈夫なのか？」

「そんな嫌味を言うくらいなら、速水さん、私の面倒をみてくださいよ。

私、ニューヨークなんて右も左もわからないんですから。」

そう言ってマヤは机の上に置いたバッグを再び手に持った。

その拍子に、突然のマヤの襲来で真澄がしまい忘れていたあの紙切れがフワッと舞って落ちた。

マヤはそれに気づいて、手に持っていたバッグを一旦床に置き、その紙切れを拾い上げた。

「速水さん・・・これ・・・？」

マヤがその用紙に少なからず驚く。

真澄がこれをどういうつもりで持っていたのか、その真意を推し量る事は出来なかった。

これは紫織のために用意されていて、結局使われないままだったものなのか、それとも・・・。

「・・・笑うか？

こんなものに夢を託していた俺を・・・。」

真澄の心が少しずつ素直になっていった。

「夢・・・？速水さんの夢？」

「そうだよ・・・これは俺の叶わない夢の欠片だ。

けれど、これがあったから俺は頑張れた。

これが、あの血を吐くような毎日の俺を支えてくれたんだ。」

マヤは真澄の心にもっと触れたいと思った。

「叶わない夢なの？

それは本当に永遠に叶わないの？

速水さんは、その夢を本気で叶えたいとは思わないの？」

マヤの瞳に真澄の決心が揺らぐ。

彼女のために遠くへ行こうとした・・・彼女の夢を壊すわけにはいかないと。

彼女の夢と自分の夢は違うのだと、必死に自分に言い聞かせていた。

けれど、夢はひとつだけでなくてもいいんじゃないか・・・。

彼女の夢を自分の夢にして生きて行く・・・もっと我儘に生きてもいいのだろうか。

「マヤ・・・君には自分の夢を叶える力がある。

その力で君は紅天女を手に入れた・・・でも君の力はそれだけじゃないんだ。

君は俺の夢さえ叶える力を持っているんだよ。

何故なら・・・俺の夢は・・・君・・・なんだ。」

マヤが手にしていた紙の端に真澄が手を添えて言った。

「マヤ・・・ここへ・・・君の名を綴っていいか？

君が俺の夢を叶えてくれないか？

ここに君が名前を書いてくれたなら、これからは君の夢が俺の夢になる。」

不器用だけれど、とても真澄らしいプロポーズの言葉だと思った。

マヤは無言のままその紙を机の上に置いて、真澄に手のひらを差し出した。

マヤもまた不器用なりに、マヤらしく真澄の思いに応えたいと思った。

真澄はスーツの内ポケットから万年筆を取り出して、マヤの手のひらに乗せた。

マヤは静かにそれを受け取り、己の名を綴る。

『北島マヤ』

自分の名前の横に書かれたその四文字をじっと見つめる真澄。

「これで、私達は旅の相棒になれますよね。」

「ああ、そうだな。」

「私をニューヨークに連れて行ってくれますよね。」

「ああ、いいよ。

でも、ひとつ君に言っておかなければならない事があるぞ。」

真澄の真剣な眼差しに見つめられるマヤ。

「何ですか？」

「この旅に終わりはない・・・これからはずっと一緒だ・・・もう俺から離れる事はできない。

・・・その覚悟はあるか？」

挑むような言葉とは裏腹に、不安の色をその瞳に滲ませている。

マヤは勝気な瞳でそんな真澄を見つめ返した。

「望むところ・・・ですよ。」

しばらくして、真澄も微笑うことができた。

自分にそんな強気な事を言える女性はマヤだけだ。

二人の名が綴られた婚姻届・・・二人がひとつの人生を旅するためのOne way ticket。

「これを出してから日本を発とうか・・・。」

真澄がマヤに微笑みかける。

でもその前に・・・。

真澄がマヤにそっと口づけた。

「・・・愛してる・・・」

夜明けとともに二人の新たな旅が今、始まろうとしていた・・・

〜Fin〜