やっぱり人気が高い爆弾♪その訳は・・♪

という検索ワードでこのブログにたどり着く人が多いようです。

昨今抗生剤を出し過ぎないようにしようぜ、っていう風潮になってきているにも関わらず、未だに抗生剤とくにオゼックスを出しまくる医者が多い。

百億歩譲って抗生剤を出しまくることはよしとしましょう。

でも何故よりにもよってオゼックスをチョイスするのか？！と。

キノロン系の抗生剤であるオゼックスは、現存する抗生剤の中で最強クラスのモノです。

抗生剤の強い弱いってのは本当はないんだけど、ここでは皆さんに分かりやすい表現として「最強」と言わせてもらいました。

およそほとんどの菌に対して効いてくれるってところが最強と表現した所以です。

なので出せば最初はものすごく効きます。

とんでもない切れ味です。

おまけに美味しくて非常に飲ませやすい。評判も良くなる。

これを知っちゃうともう前の抗生剤には戻れない、そして出しまくってしまう・・・中毒みたいなもんです。

ところがこの切れ味最強のオゼックスも、１ヶ月ほど使ってれば効きが悪くなってきます。

強いゆえ、菌の方も迅速に対応して片っ端から耐性菌に生まれ変わってしまうからです。

そうなったとき、手元にはもう武器は残っていない・・・

オゼックスを出しまくる医者はその辺をちゃんと考えているのでしょうか。

いや、考えてないから出しまくるんだよね。

「オゼックスを出す医者はヤブ医者である」と断言する先生のお話を伺ったことがありましたが、そこまで僕は極論するつもりはないけど一理あると思ってます。

だって考えたら普通出そうと思わないもん。

オゼックスはあくまでも最終兵器として温存しておくべきであり、良く効くから・飲ませやすいから・などといった単純かつ安易な理由で日頃から振り回してはならないのです。

街のチンピラやっつけるのに核爆弾使うようなもんで、当然僕は一度も処方したことはありません。

「使わない」のではなく「温存」してるんです。

なのでオゼックス多用したり、まして初診時にいきなり出すような医者はヤ・・・他に行くようにしましょう。

繰り返すけど僕は使わないし、それで困ったことは一度もなかったです。

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