カテコをプレゼントに。そんなあなたの情報サイトです。
もう怖くない新宿村!
お気軽な気持ちでお出かけ、迷わない劇場って良いですね、皆様御機嫌よう私です。
新年開けた途端に怒涛の舞台詰め合わせ(笑)
お出かけした理由はこちらの舞台
忍び、恋うつつ
新宿村LIVE
1月18日(金)~27日(日)
脚本
江戸川 崇
出演
原野 正章:猿飛 咲助
秋葉 友佑:霧隠 蔵人
武子 直輝:由利 鎌清
堀之内 仁:我 来 也
鷲尾 修斗:穴山 大介
宮元 英光:真田 幸影
一ノ瀬 竜:霧隠 忠人
堀越 せな:片桐かえで
佐藤 弘樹:榊原 段蔵
石坂 勇:藤原 貴家
天月 ミク:間宮ゆうぎり(※)
北村まりこ:石川ぼたん
久野木貴士:鈴木先生
久高 将史:田中先生
大野 愛:井上 ひなぎく
小川 美紅:栗山 ほおずき
アンサンブル
渡壁 りさ
西山 駿太
宮川 連
三上 真司
北野 瑠那
佐野 夏未(※)
※敬称略・パンフレット掲載順
※間宮ゆうぎり役の天月ミクさんが体調不良で降板、佐野夏未さんはアンサンブルで途中参加されたようです
佐藤弘樹さん今年初の舞台!で、脚本が江戸川崇さんという、なかなかに去年からご縁のある江戸川さんでございます(笑)
原作はオトメイトから発売された恋愛アドベンチャーゲーム、なのだそうです。
ゲームが元だというのは何かの折に聞いたので、スマホのアプリゲームか何かだと思ってたらPlayStationのゲームソフトでした。
色々申し訳ござません。
絵に描いたような
ラ ヴ コ メ でした
いやぁ、小さな恋の物語ですよ、BBAがとうの昔に忘れた甘酸っぱさ(笑)
幼い頃に両親を殺され、自分も危ういところを忍者に助けられた片桐かえではその時に助けてくれた忍者に憧れている17歳の女の子なのですが、ある時働いていた茶屋に現れた強盗を追いかけて忍術で捕縛。
そこに偶然にも通りかかった真田高等修練院の副理事長にスカウトされて特待生候補として、かえでは憧れの修練院に入れるコトに。
そこには真田十勇士の再来とも言われる5人の優秀な生徒達とそんな彼等を教える教師。
はい!みんな癖が強いけど美形!!
ちょっと単純そう(笑)な元気くんに、クールな天才児、むっつりスケベな優等生に、遊び人風の先輩。
厨二病真っ盛りな小柄な可愛い子、先生は穏やかで爽やかな大人の魅力たっぷり。
出た瞬間に攻略対象ですねわかります、と、なります。
ともかく、憧れの修練院でかえではそんな5人の生徒と一緒に中間試験で甲の成績を取って、特待生として本当に認められるように頑張ります。
忍術の中には勉強するコトで覚えるもの以外に、その血筋にのみ使える忍術というのも存在するようで、かえでがもつ固有スキル(言い方!)はメロメロの技(笑)
ドキドキするとピンク色の霧が現れ、その霧に男達はかえでにメロメロに。
幻術、魅惑の技のようなのですが咲助は「メロメロ女!」とかえでを呼んで警戒。
ですが、真田先生は誰かとコンビを組んでその技を制御出来るように鍛錬をしようと提案。
かえでは茶屋のお客様にラッキーカラーは「赤」と言われていたコトで赤髪の咲助を指名。
咲助攻略ルート(笑)なんだなと、思う瞬間 ( ˘ω˘)゛
そこから始まる、ドキドキワクワクの学園ライフ……
甘い!!むず痒い!!なのに程よくコメディ!!からの段蔵さま!!
総合して、江戸川さんのラブコメは面白すぎてダメ!!
級友のぼたんがまた、いい感じに出歯亀(笑)しながら私の心の声を代弁してくれます。
咲助は歌舞伎の名門家の御曹司らしくて、人気の歌舞伎役者だったとかでファンクラブが存在しており、咲助の相棒になったかえではイジメの対象になったりするのですが、全部ポジティブシンキングで乗り切るかえでの一生懸命な姿にいつしか惹かれていく……甘いわ!!!!
しかぁし!取り巻きのファンクラブ女子!いかんのだよ、推しの名誉に傷がつくようなコトはしちゃぁいかんのだよ、ましてや推しに頭下げさせるような事態にしちゃいかん!!
と、様々な方々を追っかけた歴史だけは長い私は思ったのでした……。
蔵人の弟、忠人も無邪気で可愛い
ぼたんと2人でメロメロの技でかえでに甘い言葉を囁く先輩たちをにこにこと見守るの、割といい性格なのではないかと思ってみたり。
1里(約4km)先のにいちゃんを見つけられるほどの視力を持つという、若干ブラコンなところがポイント高く個人的に可愛い(*’д`*)ハァハァってなっておきました。
多分蔵人に切られる(苦笑)
とにかく、かえでがドキッ!して、霧が辺りを包むと激甘台詞が飛び出す舞台でした……。
渋茶が欲しくなる甘さが会場を包む中、少年少女のもどかしい甘さをものともせずに登場!
美しき野獣、榊原段蔵
いや……もう、メンタル強靭な 変態 キャラクタです。
徳川残党の1人であり、四天王の1人と名乗る段蔵は極度のナルシスト、刀の刃に映る自分を眺めてはウットリ……。
部下は慣れているのか一通りの茶番(笑)が終わると「よし!終わった!!」と、報告を伝えるの、もう面白すぎでしょ
かえで達の知らないところで、事態が動き出すわけですが、そんなコトはつゆ知らず美形達に囲まれて健気に頑張るかえで。
実習で咲助達と協力して捕まえた中に実習に参加した修練院の教師だけではなく、正体不明の2人が混ざっていることが判明。
蔵人のクールな尋問(?)により、あっさりと徳川残党であるコトと、幻術使いの血を手に入れようとしているコトを白状。
副理事長が真田勇士隊に引き渡そう、と、現れるのですがそこに真田勇士隊の人間が現れるとさっさと2人を連れて行きますが、悔しそうな副理事長。
めちゃめちゃ怪しい(笑)
その前から、色々察してはいるのですが、怪しい(笑)
徳川は幻術使いの血で禁呪を行おうとしており、その為の血を持つかえでを狙います。
段蔵はとりあえずかえでの血の力を試してみましょうと、修練院に現れる。
学園に現れてかえでを襲うと血を布に含ませるのですがそこに咲助達が現れて段蔵と戦うことになりますが、この男、とにかく強い、気持ち悪いけど強い(笑)
そして、副理事長として潜り込んでいる貴家からの情報もあるのか咲助や他の全員の痛いところを突いてきます。
天才だなんだと言われてもみんな何かしら鬱屈した物を抱えている様子で、段蔵に心身ともにフルボッコ
ここら辺がゲームでのキャラ設定なのか〜と、客席で納得しながら観ていました
かえでが飛び込んでみんなを守る!と、段蔵と斬り結ぶのに小娘の方が美しいと段蔵。
段蔵の言う美しいは見た目もあるのでしょうがそれ以上に強さ、剣技であり心であり、そういう諸々をひっくるめての美しさ、なのでしょう。
つまり、美しい俺!というのは見た目もあれですが内面からの強さということだと思うので、そりゃぁ自己申告『美しい俺』強いはずです。
ちなみに、美しき獣だったか、野獣だったか、猛獣だったか?って、舞台終わってから悩みますが野獣、だった……ハズ(おい)
助けに入った真田先生のおかげでなんとか無事だったみんなですが、かえでの血が取られたコトが判明。
血の力で禁呪を使うのではないかとかえでは不安に。
この真田先生、前回の舞台「絵画回廊」でヨシトシを演じられた宮元さんなのですが、今回の舞台は幅もあるし、スローモーションではなく、ガチで弘樹さんとの殺陣が拝見したかった。
前は2人して窮屈そうだったのですよ殺陣が(苦笑)
咲助は自分の家に伝わる歌舞伎の演目を調べます。
猿飛の宗主のみ舞うことを許される『霧姫の舞』その題材となった霧姫は魅惑の幻術を使ったというコトで、その秘密を探ればかえでの力を封印するコトもできるのではと話している所に、鎌清や大介が。
学園の生徒や教師がまるでゾンビのようにフラフラと歩き回る。
何かに操られているような様子にかえでの血が使われた可能性を考えます。
彼らは直接かえでの霧を食らってメロメロしていたので耐性があったのだろうと言う結論に。
同じように操られていなかった真田先生は勇士隊に事情を話に学園を開ける中、霧姫の禁呪や逆に力の封印方法を宗主である咲助の父なら知っているかもと言うことで2人で咲助の実家へ。
そこで、父子の確執があったりするのですが、かえでの説得で仲直り。
霧姫の話、禁呪のコトは文章にして渡そうと咲助パパが奥へと引っ込むのですが一瞬、『死亡フラグ』かと
あるじゃん?親子のわだかまりが解けた瞬間のあれこれそれこれ
まぁ、そんなコトもなく無事に禁呪の封印方法も手に入るものの、敵はかえでに中間考査には参
しろとお手紙。
負けたくない!と、かえでは試験に参加。
蔵人や鎌清、大介たちの力も借りて試験へ。
入り込んできた徳川の手勢を難無く往なしていく3人、すると術に操られた先生達が、鎌清がこれでは手が出し辛い……とか言っている間に男に厳しい大介と、特に思い入れはないらしい、蔵人がさっさと倒す。
鎌清の「ひどい……」が、真顔でよかったです。
先に急ごうとする3人の前に操られた蔵人の弟、忠人が現れて攻撃。
忠人役の一ノ瀬竜くんの動きが個人的には好み、跳躍高いし動きも綺麗だったなと思います。
蔵人が対峙して他の2人は先生達を担当、かえでと咲助の前には女生徒達、咲助に段蔵が術を発動しているのなら彼をなんとかすればいいと、咲助に行くように頼むと生徒達を引き連れて逃げますが、そこに現れた貴家が命令している姿に貴家も敵であるコトを確信。
兄蔵人の声に正気を取り戻した忠人も加わっての最終決戦。
美しき俺!様と対決です。
短期間で強くなった(美しく化けた)なと、敗北を認める段蔵はそこで術者は自分ではないと
咲助達に告げます。
かえでから引き離して足止めするのが自分の役目だと暴露する段蔵になぜ言うのかと問えば、その方が美しいだろう?と。
美しき俺様は最後までお美しさにこだわられておりましたが、ラスト、敗北した自分も……
美しーーーーー!!!!
最後まで立派な◯態……いや、笑いを取ってきます、恐ろしい……。
舞台のオリキャラですが、この性格付のキャラクタを登場させた江戸川さんはすごい、そしてその役に弘樹さんをキャスティングした江戸川さんの彼への信頼度が凄いと思います。
ヒロインハーレムな乙女ゲームの舞台で自分が一番大好きなキャラ、濃い!!
この手のゲームは『アンジェリーク』シリーズしかプレイしていないのですが、男性キャラってヒロイン(プレイヤ)が攻略出来るものじゃないの!?
絶対できない系のキャラでしょ段蔵様。
いや、メロメロ台詞を逆に聞いてみたいかもしれない、ので、新ゲーム発売どうでしょう?
2巡目あたりの攻略隠しキャラで榊原段蔵(笑)
……ダメだかえでの瞳を覗き込んで「美しい、俺!」しか叫ばないはこの人(笑)
ともかく、段蔵を倒した咲助達はかえでの元に。
ここで貴家が実は『徳川貴家』彼こそが徳川の首領だと自分から暴露、そして強い。
貴家は打刀なんですよね〜段蔵を倒したぐらいでと言うだけあってお強い!
咲助の炎舞の術を食らっても平気な貴家、かえでは咲助の術に自分の術を乗せるからもう一度術を!と、咲助に提案。
術発動の瞬間にちゃんと忠人に覆いかぶさって庇った蔵人がお兄ちゃん過ぎて大好き
2人の連携で貴家は負けるのですが、そこに勇士隊が現れると彼を連れて行き、残った隊長は咲助達に卒業したら勇士隊入る気はないかとスカウト。
春になったらって言っていたけど、春に勇士隊に入れるのは3年の大介だけで、他のみんなは次の春、かな?
って言うか……マスクをつけると途端に正体が解らなくなるお約束が発動されてます(笑)
一件落着、からの中間考査の成績は甲、見事にかえでは特待生になりクラスメイトの少女達もごめんなさい、で仲直り。
そして咲助の告白タイム……、もうね、あれよね、アンジェリークで当時イケメンといえばの豪華声優陣ボイスで聞くのが恥ずかしくて、ボイス機能停止してた人間にはもだもだする時間。
めっちゃ出歯亀している気分です、たどたどしく甘酸っぱい咲助の告白を受け入れるかえで!なのですが、その瞬間に霧が晴れて、力が封印されます。
封印するには両思いの相手と結ばれること。
口で言われるより嬉しい!!とテレる咲助、甘い!甘過ぎて渋茶が欲しい!!
と、思っていたらやっぱり居てましたのぼたんと、何をしてるの?と現れる仲間達。
先生まで登場してかえでを取り合う中、封印されたんじゃなかったの!と叫ぶ2人で終幕。
元のゲームを未プレイだったので帰ってからググる先生に聞いてみたりしたのですが、やっぱり我来也は徳川派の人間でした。
1人だけ悩んでいる風だったり、意味深なシーンが散見され、段蔵との戦いには参加せずとかそういうあたりで、そうなのだろうな、とは思っていたのですが、スッキリ。
あと咲助が我来也「さん」と敬称つけて呼んでるのなんでだろうと思ったら1つ年上でした。
厨二病発動中の18歳ですが、1人独自の世界を持っていて……徳川そんなんばっかりか!と、思ったとか思わなかったとか内緒。
我来也の不利な所は基本が自分の人形を操って戦う、なので、お人形は黒子さんが手に持って動かす文楽仕様なのですが、乱戦シーンでは流石にスピード的にも無理があるので、混戦模様でのシーンには登場しにくかったのもあるのかなぁと……。
問題は我来也の厨二なセリフがきちんと聞き取れた上に理解できた自分な……
かえでが「何を言っているか判らないよ!」と叫ぶ中、何を言っているのか解った俺僕私……
全体的にガッチガチのロマンスではなくラブコメで、忍者アクション物としてのエンタメとしても楽しめた良き舞台でございました ( ˘ω˘)゛
ゲーム未プレイでも分かりにくいとかもなく世界に入り込める脚本で楽しめました。
さって!さてさてさて!忍者です、つまり
YES!アクション!
殺陣というよりはアクション、ですね。
全体をざっくりいうと、皆さん大変頑張っておられました、という感じでしょうか?
一ノ瀬くんが跳躍も高いし、綺麗だったなぁと思います、あとですね、流石は忍たま(違う)修斗さん高身長で割としっかりとした大柄な感じの体躯で動きがしなやか&素早いので全体的にお綺麗なアクションという印象です。
残念なのは若干の雑さといいますか、手の先、指の1本1本先の先まで意識はしておこうね?綺麗にポーズを決めてもそこが若干残念だったのと着物捌きの慣れていなさですかね……。
軽やかな忍びの忍術戦なのですが足音と言うかどすどす感があったのが残念。
アンサンブルの中にJAEの方が数人いらっしゃったのですが、や、もう、好き。
動きの素早さと綺麗さ以前に無音でささっと舞台に登場されるの凄かった。
動いているのにドスドスした音がない軽さはまさに忍者という感じ、足音が雑にしないのよねなにあれ忍者?(そうですよ)
本当にカテコで登場時の綺麗なゲイナー(で、良いのかな?)に心臓鷲掴みです。
パルクール決める跳躍の高さと位置のお綺麗さな!!
午前中にGロッソでルパパトショーを堪能、JAEの皆様の華麗過ぎるアクション観た流れでこちらのソワレを観劇した日があったのですが、この時期のGロなのでお分かりになる方もいると思いますが、素顔の皆さんご出演。
素顔の皆様目当もあってGロッソに行ったのですが、素顔の皆様がいない時期もショーを観にいく勢です。
今回は浅井宏輔さんのお名前をショーの出演者の中に見つけてテンション上げた人間です。
変身後の姿を観て、あの腰、あの太もも、あの動きは◯◯さん、とか言い出す勢
私の殺陣&アクション好き、そしてその根本がJACでだな!と、暑苦しく語れる人間なので、JAEの皆様のアクションにテンションが上がらないわけがない!(๑•̀ㅂ•́)و✧
※ご存知だろうと思いますが、俳優の千葉真一さんが創設したJAC(ジャパンアクションクラブ)から、社名が変更されて現JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)です。
動きの軽やかさと、忍術をうけての吹っ飛ばされかたや倒れてから腹筋だけで操られるように起き上がる動作とかちょっともう、うはうはなのですよ
もうね、あれよね、JACのアクションや殺陣を観て育った感丸出しですよ私。
弘樹さんはもう流石は『美しき野獣榊原段蔵』様、蹴りの位置の高さと速さとそれでブレない体幹は何回見てもお流石の一言でした。
2刀流の片方を自分の肩に担ぐようにしてポーズ決めるのがお美しかったです(笑)
あと、手の仕草の指先まで意識されてあって綺麗なんですよね。
そして、一回必ず刃を自分の前に持ってきて顔を映すのほんともう段蔵様……
長髪ポニーテイルな髪型だったので、動くとお衣装の羽織と髪が綺麗に流れて……眼福!!
たとえ、ナルシスト過ぎる変◯でも!お美しいから無問題 ( ˘ω˘)゛
役柄が皆さん忍者というコトで、クナイや長脇差がメインになるので打刀は先生とか徳川残党忍者の皆さまがお使いになっただけかな?
弘樹さんの打刀サイズの日本刀での殺陣も一度拝見してみたい
今回は殺陣演出、なので刀の返しとかが割と時代劇系。
わかりますかね、殺陣振付、とはまた違う感じで必要以上に刃を返さないと言うか振らないと言うか、太刀筋が綺麗にわかる感じ。
基本に忠実な使い方、というのでしょうかね?
いや、舞台なので観せる殺陣ではあるんですが……こういうとこ素人なので言語化が難しい。
要勉強です!
刀の留めから次の動作への流れと流れの間の微妙な雑さが本当に微妙に目立つような気がしましたが、とりあえず皆様動きも早いし迫力のある殺陣・アクションでございました。
なんどもブログで書いていますが、こういう舞台でのアンサンブルの皆様の力量が本当に凄いアンサンブルの皆様の絶妙な切られ方は眼福でした。
すごく綺麗に切られて倒れるのが観ていて気持ちがいいよねっていう……わかるかな?
段蔵様のお美しさとアクションとラブコメ甘々要素に心踊らされる舞台なのでした。
おまけ
今回のアフトでライブがあったのですが、一緒に観劇したお友達が作ってくれたのでカスタムキンブレで参戦してきました(笑)
3,640円
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6,000円
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9,888円
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3,456円
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目のつけ所がカテコでしょ
もう怖くない新宿村!
お気軽な気持ちでお出かけ、迷わない劇場って良いですね、皆様御機嫌よう私です。
新年開けた途端に怒涛の舞台詰め合わせ(笑)
お出かけした理由はこちらの舞台
忍び、恋うつつ
新宿村LIVE
1月18日(金)~27日(日)
脚本
江戸川 崇
出演
原野 正章:猿飛 咲助
秋葉 友佑:霧隠 蔵人
武子 直輝:由利 鎌清
堀之内 仁:我 来 也
鷲尾 修斗:穴山 大介
宮元 英光:真田 幸影
一ノ瀬 竜:霧隠 忠人
堀越 せな:片桐かえで
佐藤 弘樹:榊原 段蔵
石坂 勇:藤原 貴家
天月 ミク:間宮ゆうぎり(※)
北村まりこ:石川ぼたん
久野木貴士:鈴木先生
久高 将史:田中先生
大野 愛:井上 ひなぎく
小川 美紅:栗山 ほおずき
アンサンブル
渡壁 りさ
西山 駿太
宮川 連
三上 真司
北野 瑠那
佐野 夏未(※)
※敬称略・パンフレット掲載順
※間宮ゆうぎり役の天月ミクさんが体調不良で降板、佐野夏未さんはアンサンブルで途中参加されたようです
佐藤弘樹さん今年初の舞台!で、脚本が江戸川崇さんという、なかなかに去年からご縁のある江戸川さんでございます(笑)
原作はオトメイトから発売された恋愛アドベンチャーゲーム、なのだそうです。
ゲームが元だというのは何かの折に聞いたので、スマホのアプリゲームか何かだと思ってたらPlayStationのゲームソフトでした。
色々申し訳ござません。
絵に描いたような
ラ ヴ コ メ でした
いやぁ、小さな恋の物語ですよ、BBAがとうの昔に忘れた甘酸っぱさ(笑)
幼い頃に両親を殺され、自分も危ういところを忍者に助けられた片桐かえではその時に助けてくれた忍者に憧れている17歳の女の子なのですが、ある時働いていた茶屋に現れた強盗を追いかけて忍術で捕縛。
そこに偶然にも通りかかった真田高等修練院の副理事長にスカウトされて特待生候補として、かえでは憧れの修練院に入れるコトに。
そこには真田十勇士の再来とも言われる5人の優秀な生徒達とそんな彼等を教える教師。
はい!みんな癖が強いけど美形!!
ちょっと単純そう(笑)な元気くんに、クールな天才児、むっつりスケベな優等生に、遊び人風の先輩。
厨二病真っ盛りな小柄な可愛い子、先生は穏やかで爽やかな大人の魅力たっぷり。
出た瞬間に攻略対象ですねわかります、と、なります。
ともかく、憧れの修練院でかえではそんな5人の生徒と一緒に中間試験で甲の成績を取って、特待生として本当に認められるように頑張ります。
忍術の中には勉強するコトで覚えるもの以外に、その血筋にのみ使える忍術というのも存在するようで、かえでがもつ固有スキル(言い方!)はメロメロの技(笑)
ドキドキするとピンク色の霧が現れ、その霧に男達はかえでにメロメロに。
幻術、魅惑の技のようなのですが咲助は「メロメロ女!」とかえでを呼んで警戒。
ですが、真田先生は誰かとコンビを組んでその技を制御出来るように鍛錬をしようと提案。
かえでは茶屋のお客様にラッキーカラーは「赤」と言われていたコトで赤髪の咲助を指名。
咲助攻略ルート(笑)なんだなと、思う瞬間 ( ˘ω˘)゛
そこから始まる、ドキドキワクワクの学園ライフ……
甘い!!むず痒い!!なのに程よくコメディ!!からの段蔵さま!!
総合して、江戸川さんのラブコメは面白すぎてダメ!!
級友のぼたんがまた、いい感じに出歯亀(笑)しながら私の心の声を代弁してくれます。
咲助は歌舞伎の名門家の御曹司らしくて、人気の歌舞伎役者だったとかでファンクラブが存在しており、咲助の相棒になったかえではイジメの対象になったりするのですが、全部ポジティブシンキングで乗り切るかえでの一生懸命な姿にいつしか惹かれていく……甘いわ!!!!
しかぁし!取り巻きのファンクラブ女子!いかんのだよ、推しの名誉に傷がつくようなコトはしちゃぁいかんのだよ、ましてや推しに頭下げさせるような事態にしちゃいかん!!
と、様々な方々を追っかけた歴史だけは長い私は思ったのでした……。
蔵人の弟、忠人も無邪気で可愛い
ぼたんと2人でメロメロの技でかえでに甘い言葉を囁く先輩たちをにこにこと見守るの、割といい性格なのではないかと思ってみたり。
1里(約4km)先のにいちゃんを見つけられるほどの視力を持つという、若干ブラコンなところがポイント高く個人的に可愛い(*’д`*)ハァハァってなっておきました。
多分蔵人に切られる(苦笑)
とにかく、かえでがドキッ!して、霧が辺りを包むと激甘台詞が飛び出す舞台でした……。
渋茶が欲しくなる甘さが会場を包む中、少年少女のもどかしい甘さをものともせずに登場!
美しき野獣、榊原段蔵
いや……もう、メンタル強靭な 変態 キャラクタです。
徳川残党の1人であり、四天王の1人と名乗る段蔵は極度のナルシスト、刀の刃に映る自分を眺めてはウットリ……。
部下は慣れているのか一通りの茶番(笑)が終わると「よし!終わった!!」と、報告を伝えるの、もう面白すぎでしょ
かえで達の知らないところで、事態が動き出すわけですが、そんなコトはつゆ知らず美形達に囲まれて健気に頑張るかえで。
実習で咲助達と協力して捕まえた中に実習に参加した修練院の教師だけではなく、正体不明の2人が混ざっていることが判明。
蔵人のクールな尋問(?)により、あっさりと徳川残党であるコトと、幻術使いの血を手に入れようとしているコトを白状。
副理事長が真田勇士隊に引き渡そう、と、現れるのですがそこに真田勇士隊の人間が現れるとさっさと2人を連れて行きますが、悔しそうな副理事長。
めちゃめちゃ怪しい(笑)
その前から、色々察してはいるのですが、怪しい(笑)
徳川は幻術使いの血で禁呪を行おうとしており、その為の血を持つかえでを狙います。
段蔵はとりあえずかえでの血の力を試してみましょうと、修練院に現れる。
学園に現れてかえでを襲うと血を布に含ませるのですがそこに咲助達が現れて段蔵と戦うことになりますが、この男、とにかく強い、気持ち悪いけど強い(笑)
そして、副理事長として潜り込んでいる貴家からの情報もあるのか咲助や他の全員の痛いところを突いてきます。
天才だなんだと言われてもみんな何かしら鬱屈した物を抱えている様子で、段蔵に心身ともにフルボッコ
ここら辺がゲームでのキャラ設定なのか〜と、客席で納得しながら観ていました
かえでが飛び込んでみんなを守る!と、段蔵と斬り結ぶのに小娘の方が美しいと段蔵。
段蔵の言う美しいは見た目もあるのでしょうがそれ以上に強さ、剣技であり心であり、そういう諸々をひっくるめての美しさ、なのでしょう。
つまり、美しい俺!というのは見た目もあれですが内面からの強さということだと思うので、そりゃぁ自己申告『美しい俺』強いはずです。
ちなみに、美しき獣だったか、野獣だったか、猛獣だったか?って、舞台終わってから悩みますが野獣、だった……ハズ(おい)
助けに入った真田先生のおかげでなんとか無事だったみんなですが、かえでの血が取られたコトが判明。
血の力で禁呪を使うのではないかとかえでは不安に。
この真田先生、前回の舞台「絵画回廊」でヨシトシを演じられた宮元さんなのですが、今回の舞台は幅もあるし、スローモーションではなく、ガチで弘樹さんとの殺陣が拝見したかった。
前は2人して窮屈そうだったのですよ殺陣が(苦笑)
咲助は自分の家に伝わる歌舞伎の演目を調べます。
猿飛の宗主のみ舞うことを許される『霧姫の舞』その題材となった霧姫は魅惑の幻術を使ったというコトで、その秘密を探ればかえでの力を封印するコトもできるのではと話している所に、鎌清や大介が。
学園の生徒や教師がまるでゾンビのようにフラフラと歩き回る。
何かに操られているような様子にかえでの血が使われた可能性を考えます。
彼らは直接かえでの霧を食らってメロメロしていたので耐性があったのだろうと言う結論に。
同じように操られていなかった真田先生は勇士隊に事情を話に学園を開ける中、霧姫の禁呪や逆に力の封印方法を宗主である咲助の父なら知っているかもと言うことで2人で咲助の実家へ。
そこで、父子の確執があったりするのですが、かえでの説得で仲直り。
霧姫の話、禁呪のコトは文章にして渡そうと咲助パパが奥へと引っ込むのですが一瞬、『死亡フラグ』かと
あるじゃん?親子のわだかまりが解けた瞬間のあれこれそれこれ
まぁ、そんなコトもなく無事に禁呪の封印方法も手に入るものの、敵はかえでに中間考査には参
しろとお手紙。
負けたくない!と、かえでは試験に参加。
蔵人や鎌清、大介たちの力も借りて試験へ。
入り込んできた徳川の手勢を難無く往なしていく3人、すると術に操られた先生達が、鎌清がこれでは手が出し辛い……とか言っている間に男に厳しい大介と、特に思い入れはないらしい、蔵人がさっさと倒す。
鎌清の「ひどい……」が、真顔でよかったです。
先に急ごうとする3人の前に操られた蔵人の弟、忠人が現れて攻撃。
忠人役の一ノ瀬竜くんの動きが個人的には好み、跳躍高いし動きも綺麗だったなと思います。
蔵人が対峙して他の2人は先生達を担当、かえでと咲助の前には女生徒達、咲助に段蔵が術を発動しているのなら彼をなんとかすればいいと、咲助に行くように頼むと生徒達を引き連れて逃げますが、そこに現れた貴家が命令している姿に貴家も敵であるコトを確信。
兄蔵人の声に正気を取り戻した忠人も加わっての最終決戦。
美しき俺!様と対決です。
短期間で強くなった(美しく化けた)なと、敗北を認める段蔵はそこで術者は自分ではないと
咲助達に告げます。
かえでから引き離して足止めするのが自分の役目だと暴露する段蔵になぜ言うのかと問えば、その方が美しいだろう?と。
美しき俺様は最後までお美しさにこだわられておりましたが、ラスト、敗北した自分も……
美しーーーーー!!!!
最後まで立派な◯態……いや、笑いを取ってきます、恐ろしい……。
舞台のオリキャラですが、この性格付のキャラクタを登場させた江戸川さんはすごい、そしてその役に弘樹さんをキャスティングした江戸川さんの彼への信頼度が凄いと思います。
ヒロインハーレムな乙女ゲームの舞台で自分が一番大好きなキャラ、濃い!!
この手のゲームは『アンジェリーク』シリーズしかプレイしていないのですが、男性キャラってヒロイン(プレイヤ)が攻略出来るものじゃないの!?
絶対できない系のキャラでしょ段蔵様。
いや、メロメロ台詞を逆に聞いてみたいかもしれない、ので、新ゲーム発売どうでしょう?
2巡目あたりの攻略隠しキャラで榊原段蔵(笑)
……ダメだかえでの瞳を覗き込んで「美しい、俺!」しか叫ばないはこの人(笑)
ともかく、段蔵を倒した咲助達はかえでの元に。
ここで貴家が実は『徳川貴家』彼こそが徳川の首領だと自分から暴露、そして強い。
貴家は打刀なんですよね〜段蔵を倒したぐらいでと言うだけあってお強い!
咲助の炎舞の術を食らっても平気な貴家、かえでは咲助の術に自分の術を乗せるからもう一度術を!と、咲助に提案。
術発動の瞬間にちゃんと忠人に覆いかぶさって庇った蔵人がお兄ちゃん過ぎて大好き
2人の連携で貴家は負けるのですが、そこに勇士隊が現れると彼を連れて行き、残った隊長は咲助達に卒業したら勇士隊入る気はないかとスカウト。
春になったらって言っていたけど、春に勇士隊に入れるのは3年の大介だけで、他のみんなは次の春、かな?
って言うか……マスクをつけると途端に正体が解らなくなるお約束が発動されてます(笑)
一件落着、からの中間考査の成績は甲、見事にかえでは特待生になりクラスメイトの少女達もごめんなさい、で仲直り。
そして咲助の告白タイム……、もうね、あれよね、アンジェリークで当時イケメンといえばの豪華声優陣ボイスで聞くのが恥ずかしくて、ボイス機能停止してた人間にはもだもだする時間。
めっちゃ出歯亀している気分です、たどたどしく甘酸っぱい咲助の告白を受け入れるかえで!なのですが、その瞬間に霧が晴れて、力が封印されます。
封印するには両思いの相手と結ばれること。
口で言われるより嬉しい!!とテレる咲助、甘い!甘過ぎて渋茶が欲しい!!
と、思っていたらやっぱり居てましたのぼたんと、何をしてるの?と現れる仲間達。
先生まで登場してかえでを取り合う中、封印されたんじゃなかったの!と叫ぶ2人で終幕。
元のゲームを未プレイだったので帰ってからググる先生に聞いてみたりしたのですが、やっぱり我来也は徳川派の人間でした。
1人だけ悩んでいる風だったり、意味深なシーンが散見され、段蔵との戦いには参加せずとかそういうあたりで、そうなのだろうな、とは思っていたのですが、スッキリ。
あと咲助が我来也「さん」と敬称つけて呼んでるのなんでだろうと思ったら1つ年上でした。
厨二病発動中の18歳ですが、1人独自の世界を持っていて……徳川そんなんばっかりか!と、思ったとか思わなかったとか内緒。
我来也の不利な所は基本が自分の人形を操って戦う、なので、お人形は黒子さんが手に持って動かす文楽仕様なのですが、乱戦シーンでは流石にスピード的にも無理があるので、混戦模様でのシーンには登場しにくかったのもあるのかなぁと……。
問題は我来也の厨二なセリフがきちんと聞き取れた上に理解できた自分な……
かえでが「何を言っているか判らないよ!」と叫ぶ中、何を言っているのか解った俺僕私……
全体的にガッチガチのロマンスではなくラブコメで、忍者アクション物としてのエンタメとしても楽しめた良き舞台でございました ( ˘ω˘)゛
ゲーム未プレイでも分かりにくいとかもなく世界に入り込める脚本で楽しめました。
さって!さてさてさて!忍者です、つまり
YES!アクション!
殺陣というよりはアクション、ですね。
全体をざっくりいうと、皆さん大変頑張っておられました、という感じでしょうか?
一ノ瀬くんが跳躍も高いし、綺麗だったなぁと思います、あとですね、流石は忍たま(違う)修斗さん高身長で割としっかりとした大柄な感じの体躯で動きがしなやか&素早いので全体的にお綺麗なアクションという印象です。
残念なのは若干の雑さといいますか、手の先、指の1本1本先の先まで意識はしておこうね?綺麗にポーズを決めてもそこが若干残念だったのと着物捌きの慣れていなさですかね……。
軽やかな忍びの忍術戦なのですが足音と言うかどすどす感があったのが残念。
アンサンブルの中にJAEの方が数人いらっしゃったのですが、や、もう、好き。
動きの素早さと綺麗さ以前に無音でささっと舞台に登場されるの凄かった。
動いているのにドスドスした音がない軽さはまさに忍者という感じ、足音が雑にしないのよねなにあれ忍者?(そうですよ)
本当にカテコで登場時の綺麗なゲイナー(で、良いのかな?)に心臓鷲掴みです。
パルクール決める跳躍の高さと位置のお綺麗さな!!
午前中にGロッソでルパパトショーを堪能、JAEの皆様の華麗過ぎるアクション観た流れでこちらのソワレを観劇した日があったのですが、この時期のGロなのでお分かりになる方もいると思いますが、素顔の皆さんご出演。
素顔の皆様目当もあってGロッソに行ったのですが、素顔の皆様がいない時期もショーを観にいく勢です。
今回は浅井宏輔さんのお名前をショーの出演者の中に見つけてテンション上げた人間です。
変身後の姿を観て、あの腰、あの太もも、あの動きは◯◯さん、とか言い出す勢
私の殺陣&アクション好き、そしてその根本がJACでだな!と、暑苦しく語れる人間なので、JAEの皆様のアクションにテンションが上がらないわけがない!(๑•̀ㅂ•́)و✧
※ご存知だろうと思いますが、俳優の千葉真一さんが創設したJAC(ジャパンアクションクラブ)から、社名が変更されて現JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)です。
動きの軽やかさと、忍術をうけての吹っ飛ばされかたや倒れてから腹筋だけで操られるように起き上がる動作とかちょっともう、うはうはなのですよ
もうね、あれよね、JACのアクションや殺陣を観て育った感丸出しですよ私。
弘樹さんはもう流石は『美しき野獣榊原段蔵』様、蹴りの位置の高さと速さとそれでブレない体幹は何回見てもお流石の一言でした。
2刀流の片方を自分の肩に担ぐようにしてポーズ決めるのがお美しかったです(笑)
あと、手の仕草の指先まで意識されてあって綺麗なんですよね。
そして、一回必ず刃を自分の前に持ってきて顔を映すのほんともう段蔵様……
長髪ポニーテイルな髪型だったので、動くとお衣装の羽織と髪が綺麗に流れて……眼福!!
たとえ、ナルシスト過ぎる変◯でも!お美しいから無問題 ( ˘ω˘)゛
役柄が皆さん忍者というコトで、クナイや長脇差がメインになるので打刀は先生とか徳川残党忍者の皆さまがお使いになっただけかな?
弘樹さんの打刀サイズの日本刀での殺陣も一度拝見してみたい
今回は殺陣演出、なので刀の返しとかが割と時代劇系。
わかりますかね、殺陣振付、とはまた違う感じで必要以上に刃を返さないと言うか振らないと言うか、太刀筋が綺麗にわかる感じ。
基本に忠実な使い方、というのでしょうかね?
いや、舞台なので観せる殺陣ではあるんですが……こういうとこ素人なので言語化が難しい。
要勉強です!
刀の留めから次の動作への流れと流れの間の微妙な雑さが本当に微妙に目立つような気がしましたが、とりあえず皆様動きも早いし迫力のある殺陣・アクションでございました。
なんどもブログで書いていますが、こういう舞台でのアンサンブルの皆様の力量が本当に凄いアンサンブルの皆様の絶妙な切られ方は眼福でした。
すごく綺麗に切られて倒れるのが観ていて気持ちがいいよねっていう……わかるかな?
段蔵様のお美しさとアクションとラブコメ甘々要素に心踊らされる舞台なのでした。
おまけ
今回のアフトでライブがあったのですが、一緒に観劇したお友達が作ってくれたのでカスタムキンブレで参戦してきました(笑)
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歌舞伎十八番の内「鳴神」
右團次/児太郎/新蔵/新十郎
児太郎がすごい勢いで上手くなっていってるような気がするんですけど 雲の絶間姫、本当に初役? あの漏れ出すエロス それでいて気品(と自分のお役目)は忘れない冷静さ
まず、右團次らしい楷書の鳴神上人でした。世俗に溺れることなく深山で修行に明け暮れている、超真面目な男 女性の体といったら幼い頃にお乳をくれた母親しか知らないらしい その彼が生まれて初めて若い女性の体にじかに触れて開眼し あっという間に破壊僧 優等生風な右團次だから納得の心のもろさ。崩れていくところの微妙な気持ちの変化の見せ方、そのあとの愛嬌が少し足りない感じでしたが、セリフは明快でリズムがある 騙されたと知って、憤怒を帯びて荒れ狂うところも型が綺麗に決まる。神がかった凄みはないけれど、飛び六方まで上手く演じきっていました
児太郎の絶間姫は濃厚でした〜 花道の出から気品がこぼれ落ちる艶やかさ。亡き夫との恋模様を語る様子はリアルで、情景や心情が浮かんでくる。町娘風の語りがまたすごく色っぽいんだわ 上人に疑われて出家したいと言い訳し、いよいよ髪を剃られるかという時に、児太郎は少し思案する表情を見せ、「そうだ、ここで色仕掛けを」と思いついたように癪を起こす。この間が上手いと思いました。その後の濡れ場、今まで観た絶間姫の中で一番生々しかったー 上人が着物の奥の奥に手を伸ばしたところでダラ……と左手を落とす、その時の児太郎の目が宙を見ているような恍惚とした表情で、異常に官能的 この一瞬、天皇からのお役目を忘れ、ただの女になっていた。お酒を勧める時に女房風を吹かせて凄みを見せるところはほどほどで、可愛かった
そうそう、白雲坊(新蔵)と黒雲坊(新十郎)のコンビも達者な演技で良かったです
十一世市川團十郎生誕百十年「牡丹花十一代」
海老蔵/堀越麗禾/堀越勸玄/右團次/男女蔵/市蔵/児太郎/廣松/孝太郎/男寅/九團次/齊入/家橘
十一代目團十郎の生誕百十年を海老さんとお子たち2人、そして出演者一同で祝う、華やかで御目出度い一幕 皆が揃ったところで九團次に呼ばれ(一度目では出てこなくて、もう一度呼ぶと出てくるという焦らし方)花道から、扇子を手にしたレイカちゃん(手古舞姿)、その後ろに金棒(鉄棒?)を手にしたカンカン(若頭姿)がくっつくようにして、小走りに出てきた途端に歓声が湧きました 成長したとはいえ、まだ2人ともちっちゃーい
その2人が一生懸命お稽古してきた踊りを歌舞伎座で見せている。愛おしい レイカちゃんは踊りが滑らかできれい、カンカンは間の取り方と、クイッと曲げる首の動きがいい。口上もしっかりしていて立派でした。そのあと海老さんも加わって若い者たちを相手に立ち回りになり、要所で見得を切る2人。特に若い者の背に足をいっぱいいっぱいに乗せ両手を上げるカンカンがキュートォ〜 海老さんがブログで書いているように、麻央さんに見てもらいたかった。そして團十郎さんにも!
平家女護島「俊寛」
海老蔵/児太郎/九團次/男女蔵/市蔵/右團次
團十郎さんも1回くらいしか勤めてないみたいだし、そもそも海老さんのニンじゃないし、実を言うと恐る恐る観たのですが これがびっくり、予想以上に良かった 白鸚に教わったんですね。細かいところをどこまで教えてくださったかは分からないけど、心情がよく分かるリアルな表現の中に、海老さん風の解釈を感じました。
岩陰から現れた時のヨレヨレ感、汚さ感、いつもの海老さんが完全に消えている 油の抜けた感があり、終盤までほぼ力を抑えた演技でした。そして、都に残る妻が清盛の命令で殺された(と知らされた)こと 海老さんの俊寛の肝としてこれを強く感じた「妻のいない都に帰っても何の楽しみが……」と言う海老さんに現実を重ねてしまう その絶望感、虚無感が、千鳥の代わりに島に残る決意をさせたのが分かりすぎて辛い。「未来で……」は「来世で」のことだと、これほど強く感じるとは
最後、島に一人残された海老さんの孤独がズ〜ンと伝わってきて、胸にこみ上げるものがありました 最後の「おーい」連呼、次第に目の表情が変わっていくところに複雑な心情が見える。最初は笑みを浮かべていて、3人の旅立ちを喜び、これでよかったと自分も納得させているよう。次第に激しい形相に代わり、恐ろしい寂寥感に襲われ、都への未練が一瞬こみ上げたような。そして最後は絶望から、達観(?)したかのような、穏やかな表情になっていました 俊寛が登った岩が回り舞台に乗って、舞台中央あたりからググーッと客席に向かってくるんですね。俊寛の思いがこちらにまで迫ってきて圧倒されました
実際の俊寛はこのとき35歳くらいで、まだ壮年期。人生を諦めるには早すぎる。生への執着、清盛への恨み、復讐心などあっただろうな 枯れすぎず、時々眼光が鋭くなる海老さんが演じたのは、等身大の俊寛なのかも。
市蔵の瀬尾が憎憎しげですごくいい。これくらいヤなやつなら殺したくもなるよね 千鳥の児太郎は絶間姫とは一転、純朴な島娘の雰囲気が出ていました。
新歌舞伎十八番の内「春興鏡獅子」
海老蔵/齊入/家橘/新十郎/玉朗/市川福太郎/市川福之助
以前に比べるとずいぶん力みが抜け、優美になっていると思いました 特に前シテの弥生、前にはあったゴツさがなくなって艶やかで繊細 柔らかさはあと少し足りない感じがしたけど、一つ一つの所作を丁寧に踊っていると感じる。手にした獅子頭に魂が乗り移り、ハッと驚いて怯える様子もよかった。
そして、後シテの獅子の精の圧倒的な存在感といったら! 花道から登場するその姿は、獅子のカツラの毛が描くシルエットが身体と同化して美しく、思わず息を飲む あのまま等身大の彫刻にしてどこかに飾ってほしいと思ったね 所作は力強いけど流麗、毛振りは勇壮でダイナミック 以前はパワー全開でやりすぎ感があったけど、今回は程よい抑制が効いている感じです 終盤に向かって勢いを見せていくところで速さ(回数?)重視になるのか、毛のラインが乱れるのが残念でしたが
千穐楽に観たのですが、幕が降りても拍手は鳴り止まず、次第にカテコを望むようなリズムになって続いたけど、ここでひょっこり出てこない分別が海老さんにあって、ほっとしました
カテコ 関連ツイート
2回目で喜矢武さんとまさきさん笑いながら小突きあってわちゃわちゃ(仲良し)
3回目ははけ際は伊礼さんに自然に腰抱きされて客席に手を振るまさきさんと伊礼さん、そのまま袖の手前で止まってた喜矢武さんにぶつかるw→
カテコ
最後締めの紫耀くん挨拶
紫耀「King & Princeは去年1月にここ帝国劇場でデビュー発表させてもらって、本当にありがたいことだと思います」
廉くん側向いて話す紫耀くん
廉「だからこっち向い…