orcのガイドライン
昨日に続いて五島列島の「福江」を訪ねます。「石田城(福江城)」で積み残しがありましたので、もう少しお城の情報です。
「二の丸」跡の「築山」は石垣で取り囲まれた曲輪のような場所で、入口両脇にも石垣が積まれています。現在は文化会館と勤労センターの敷地として使用されています。そして奥には「城山神社」があり、こちらは、五島家初代の「五島純玄」を祀っています。
福江港には、「常灯鼻(じょうとうばな)」と呼ばれる石垣の上に石燈籠が建てられていますが、これは、1846年に「石田陣屋」を「石田(福江)城」として整備する際に、北東から吹く風や波を防いで、お城に少しでも影響を与えないように築かれた灯台のようなものです。
常灯鼻 (1846年築、石灯籠は灯台の役割)
築山入口(現文化会館と勤労センター)
城築山内に建てられた城山神社
お城の近くには、「武家屋敷通り」があります。ほとんど当時の佇まいを残している通りらしく、通りの両脇に建つ石垣の塀は、「こぼれ石」と言われる丸い小石を積み重ね、両端を蒲鉾型の平らな石で止めて造られている、あまりお目にかかることができない塀です。その石垣の塀の間には現存している武家屋敷門が立ち並んでいて、まるで江戸時代にタイムスリップしたような面影を経験できます。
武家屋敷通り(17世紀に各地豪族を集めた中級武士以下の屋敷通り)
武家屋敷通り (武家屋敷通りの塀(溶岩塊の石垣を積上げ、上に
「こぼれ石」と呼ばれる丸い石ころを積み両端をかまぼこ板で挟む)
武家屋敷通り (こぼれ石を蒲鉾型石で止める、門は薬医門)
武家屋敷通り の松園邸
武家屋敷通り ふるさと館の門
お城の北側へ少し足を延ばすと、「明人堂(みんじんどう)」と呼ばれる石材建造物のお堂があります。こちらは、1540年頃に当時「明」との貿易が盛んであって、「明」の貿易商人を居住させた一帯に建てられた安全祈念のお堂で、そのすぐ近くにある中国式井戸の「六角井戸」とともに、その当時の名残りということです。
明人堂付近の古絵図(案内板に掲出分)
明人堂
六角井戸(中国式の六角形井戸)
つい最近、五島列島に残る教会群が世界遺産に認定されたニュースがありましたが、私は折角、福江島に渡ったにも拘わらず、一つでもその教会を訪ねる時間がなく、残念な思いをしています。もう少し時間があれば「堂崎天主堂」までは行けたものを、悔しくてなりません。またの機会に訪問したいと思います。
福江教会(昭和36年着工、37年4月献堂)教会が多い
私の五島列島までのアクセスは、往路は、福岡空港から「ORC(オリエンタル エアブリッジ)」のANAとのコードシェア便で飛びました。ボンバルディアの「DASH8-200」のプロペラ機で、雨の中、五島列島福江空港に降り立ちました。機内からは、大きな火口を持つなだらかな火山で赤っぽい「鬼岳(おんだけ)」が目を引きました。
ORC(オリエンタル エアブリッジ) 福岡発五島福江行
DASH8-200 から五島列島福江島が見える
鬼岳(オンダケ、大きな火口を持つなだらかな火山)
復路は、福江港から「九州商船フェリー」で福江から長崎へ3時間10分の船旅をして、20時頃に長崎に上陸しました。「ジェットフォイール」を利用すると1時間50分の所要時間でしたが、早く長崎に着いても、すでに日没でどこにも行けないので、敢えてゆっくりと船旅を楽しみました。
九州商船フェリー福江から長崎へ(福江港にて)
orcに関する情報総合図鑑
1,772円
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1月10日(木)・11日(金)の欠航および遅延便について(お詫び) ( 2018.12.04 更新)
1月10日(木)・11日(金)の欠航および遅延便について(お詫び)
目のつけ所がorcでしょ
昨日に続いて五島列島の「福江」を訪ねます。「石田城(福江城)」で積み残しがありましたので、もう少しお城の情報です。
「二の丸」跡の「築山」は石垣で取り囲まれた曲輪のような場所で、入口両脇にも石垣が積まれています。現在は文化会館と勤労センターの敷地として使用されています。そして奥には「城山神社」があり、こちらは、五島家初代の「五島純玄」を祀っています。
福江港には、「常灯鼻(じょうとうばな)」と呼ばれる石垣の上に石燈籠が建てられていますが、これは、1846年に「石田陣屋」を「石田(福江)城」として整備する際に、北東から吹く風や波を防いで、お城に少しでも影響を与えないように築かれた灯台のようなものです。
常灯鼻 (1846年築、石灯籠は灯台の役割)
築山入口(現文化会館と勤労センター)
城築山内に建てられた城山神社
お城の近くには、「武家屋敷通り」があります。ほとんど当時の佇まいを残している通りらしく、通りの両脇に建つ石垣の塀は、「こぼれ石」と言われる丸い小石を積み重ね、両端を蒲鉾型の平らな石で止めて造られている、あまりお目にかかることができない塀です。その石垣の塀の間には現存している武家屋敷門が立ち並んでいて、まるで江戸時代にタイムスリップしたような面影を経験できます。
武家屋敷通り(17世紀に各地豪族を集めた中級武士以下の屋敷通り)
武家屋敷通り (武家屋敷通りの塀(溶岩塊の石垣を積上げ、上に
「こぼれ石」と呼ばれる丸い石ころを積み両端をかまぼこ板で挟む)
武家屋敷通り (こぼれ石を蒲鉾型石で止める、門は薬医門)
武家屋敷通り の松園邸
武家屋敷通り ふるさと館の門
お城の北側へ少し足を延ばすと、「明人堂(みんじんどう)」と呼ばれる石材建造物のお堂があります。こちらは、1540年頃に当時「明」との貿易が盛んであって、「明」の貿易商人を居住させた一帯に建てられた安全祈念のお堂で、そのすぐ近くにある中国式井戸の「六角井戸」とともに、その当時の名残りということです。
明人堂付近の古絵図(案内板に掲出分)
明人堂
六角井戸(中国式の六角形井戸)
つい最近、五島列島に残る教会群が世界遺産に認定されたニュースがありましたが、私は折角、福江島に渡ったにも拘わらず、一つでもその教会を訪ねる時間がなく、残念な思いをしています。もう少し時間があれば「堂崎天主堂」までは行けたものを、悔しくてなりません。またの機会に訪問したいと思います。
福江教会(昭和36年着工、37年4月献堂)教会が多い
私の五島列島までのアクセスは、往路は、福岡空港から「ORC(オリエンタル エアブリッジ)」のANAとのコードシェア便で飛びました。ボンバルディアの「DASH8-200」のプロペラ機で、雨の中、五島列島福江空港に降り立ちました。機内からは、大きな火口を持つなだらかな火山で赤っぽい「鬼岳(おんだけ)」が目を引きました。
ORC(オリエンタル エアブリッジ) 福岡発五島福江行
DASH8-200 から五島列島福江島が見える
鬼岳(オンダケ、大きな火口を持つなだらかな火山)
復路は、福江港から「九州商船フェリー」で福江から長崎へ3時間10分の船旅をして、20時頃に長崎に上陸しました。「ジェットフォイール」を利用すると1時間50分の所要時間でしたが、早く長崎に着いても、すでに日没でどこにも行けないので、敢えてゆっくりと船旅を楽しみました。
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